「ねぇ、夕鬼、しよう?」
その一言とともに、少女は夕焼けに染まった異世界に連れ去られた――。
学校校舎、古い日本家屋、薄暗い病院…ノスタルジーと不気味さの入り混じる夕焼けの世界。前半パートは息をひそめ、敵から隠れてアイテムを探す『かくれんぼ』でありながら、後半パートでは迫りくる敵から逃げ切る『鬼ごっこ』へと切り替わります。『夕鬼』は、全く異なる二つの顔をもった一人称ホラーアクションゲームです。
夕方をテーマにした郷愁と恐怖を誘うグラフィック
『夕鬼』には、どこか見覚えがあるような懐かしさと、何かがいるかもしれない怖さを併せ持った5つのステージ(章)を用意。それぞれ学校、病院、日本家屋の3種のシチュエーションで恐怖の舞台を表現します。さらにPC, PS5, Xbox Series Xで稼働時は4K解像度と60FPS動作に対応予定しています。
前日譚『夕鬼零』も好評発売中
本作『夕鬼』は、TAIPEI GAME SHOW INDIE GAME AWARD 2020 受賞のノベルゲーム『夕鬼零』と世界観を共有しており、『夕鬼零』は『夕鬼』の前日譚として、事前にプレイすることで本作の世界観や物語をより一層理解し、楽しむことができます。『夕鬼零』はSteamVR版およびNintendo Switch版が配信中です。
Switch eShop:
https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000023411.html
Steam:
https://store.steampowered.com/app/989710/
※『夕鬼零』はトライコアからの発売となります。
少女がとらわれたのは、夕焼けの怪談
『夕鬼 -Yuoni-』は1990年代日本を舞台にした一人称視点のホラーゲームです。
自分で気づかないうちに心に殻を作ってしまった少女は、無理やり誘われた肝試しに参加したことで、ツンと呼ばれる幽霊に取りつかれ、夕焼けの世界へと連れ去られ遊ぶよう強要されます。夕方の世界で少女を襲うのは、影しかない人間、目玉の化け物……夕方の世界で化け物から命からがら逃げ惑う日々。
――やがて、怪異は現実世界にも表れ始めます。そして、少女も……。
変化するゲーム性
このゲームは二つの顔を持っています。
肝試しをベースに、脱出に必要なアイテムを探す『かくれんぼ』のような前半パートから、手に入れたアイテムをもって逃げる後半パートの『鬼ごっこ』へと変化します。
一度は通った道筋…もしも忘れてしまうと…。
夕焼けに燃える病院、学校、日本家屋
舞台は、奇怪な夕焼けの世界。
病院の扉を開けたはずが日本家屋につながり、ふすまを開けたのに学校へとつながる…三つの空間は法則性もなく接続しています。赤い夕焼けに染まる学校廊下、障子から差し込む斜陽、電気の切れた病室の赤と黒のコントラスト…。不気味な夕焼けは、ノスタルジーと美しさも併せ持ちます。
唯一の抵抗手段は隠れること
プレイヤーキャラクターは小学五年生の少女。
そのため、敵を倒す手段を持ちません。目の見えない敵は息を止めてやり過ごし、耳の聞こえない敵からは身を隠しながら歩き、時には走りぬけることも必要となりますが、大人ほど速く走れません。ロッカーやベッドの下、押し入れなど、どこか身を隠す場所に逃れないと、すぐに追いつかれてしまいます。
別の答えがあったなら…
シナリオをクリアすると、もう一つのストーリーが…。
さらに厳しい道になりますが、ぜひ挑戦してみてください。