2064年、再びネオサンフランシスコへ
再び2064年のネオ・サンフランシスコに戻る時がやってきました。前作の発売から約7年、2022年はサイバーパンクとミステリーのるつぼ、ネオ・サンフランシスコで新しい幕があがります。
遺伝子ハイブリッド弁護士のジェス、凄腕ハッカーのトムキャット、そして刑事を退職し私立探偵となったレクシーなど、前作をプレイした人には嬉しい顔ぶれもありつつ、ニューロダイバーでは主人公と設定を刷新しました。
本作の主人公はニューロテクノロジーと超感覚的知覚の先端企業として名高い『ミネルヴァ』のエージェント『ES88』。彼女の使命は『ニューロダイバー』と呼ばれるES88の持つ能力と連動するクリーチャーを使い、人の記憶に入り込み、記憶の奥底にある情報を辿ることで、ネオ・サンフランシスコ中の潜在意識に介入し混乱をもたらしている超能力犯罪者『ゴールデン・バタフライ』の行方を追うことです。
本作の重要な要素となる『ニューロダイバー』は、ES88自身が持つ超能力と連動し記憶操作のために人々の心に「飛び込む」サイキック・クリーチャーです。
『ニューロダイバー』はネコのような目を持つ生物で、尻尾の先から出る神経リンクで超能力者とつながり、指のような口先からゴーストフィンガーと呼ばれる器官から対象者の心にダイブします。『ニューロダイバー』は道具でもありますが、同時に生物でもあります。話すことも可能で、主食は湿ったネコのエサ(!)です。
前述の通り『ニューロダイバー』は固有の機能しか備えないデバイスではなく、生物であるため、自らの『PSIエネルギー』を消費することでより多くのオプションを備える可能性があります。また『ニューロダイバー』が人の心にダイブすることで、対象者の記憶を破壊してしまいます。あまり多くダイブすると、対象者の記憶がズタズタになってしまうことを念頭におく必要があるでしょう。
頼もしい相棒(?)と共に、ゴールデン・バタフライを追う新しいストーリーがはじまります。
MidBoss / クリエイティブディレクター : John James (JJ) より
『リードオンリーメモリーズ:ニューロダイバー』は、オリジナルの「2064:リードオンリーメモリーズ」から5年後の設定で全く新しいストーリーですが、2064の続編ではありません。「ES88」というエスパーを主人公として、人工頭脳の同僚である「GATE」と共に活躍し「ゴールデン・バタフライ」として知られる悪の超能力者を追います。
「ゴールデン・バタフライ」は、無防備な犠牲者の記憶の中に意識を隠し、徐々に彼らの精神を歪め、破壊し始めます。彼らの記憶を修復し、ゴールデンバタフライを捕まえることができるかどうかはES88にかかっています。彼女には自分の超能力だけでなく「ニューロダイバー」として知られている遺伝子操作された超能力クリーチャーの助けもあります。
ストーリーや題材は前作と異なりますが、ES88は1作目に登場したジェス、トムキャット、レクシーの記憶を修復する手助けをします。ゲームの目標は、このキャラクター逹の過去、2064年から2070年の間の展開、そしてそれが現在の彼らにどのような影響を与えているのかを探求することです。また、本作ではマルチエンディングを採用しています。「ゴールデン・バタフライ」を捕まえようとしている間、どれだけ彼らの記憶を修復できたかによって、異なる結末に至るかもしれません。
超能力要素が入ったこの新しいアドベンチャーゲームでは、前作「2064:リードオンリーメモリーズ」からの古い友人逹と再開し、彼らについての個人的な部分をより深く知ることができますので、ファンの皆さまには、間違いなくお楽しみいただけると思います。
私は、日本のアドベンチャーゲームには何か特別なものがあると思っており、今作「ニューロダイバー」でそれが再現出来ていれば嬉しいです。また、2064のファンアートを見て、とても励まされました。『リードオンリーメモリーズ:ニューロダイバー』にご期待ください。ありがとうございました!